こんにちは、ユウシンです。
サピックスでは、毎月のマンスリーテストで組分けがされるシステムになっています。この記事では、4年生のマンスリーテストでなかなか結果が出ない方に向けて、僕が家庭教師の指導を通して、実際に生徒のクラスを何個もあげた方法を全てお教えします!!
この記事でわかること
- クラスをあげる重要性がわかる
- 各科目の対策がわかる
それでは、見ていきましょう!!
その前に
具体的な方法に入る前に、クラスをあげることで実際にどのようなメリットがあるのかを知るべきです。クラスにこだわることによって様々なメリットがあるのです。
僕が思うメリットはこんな感じです。
- モチベーション向上
- 周囲の環境改善
- 教師の質が上がる
まず、4年生にとって、一番の目標は志望校合格ではなくて、クラスアップです。目の前の壁を越えるのが最も嬉しい年齢です。そのため、クラスアップは、目に見える成果であり、かなりのモチベーションアップが期待できます。
クラスが上がると、クラスの雰囲気が変わります。勉強に対する積極性や周りの出来も違うんですよね。そこに食らいついていくことができれば、相当な学力アップが期待できます。しかし、クラスが上がったことによって、問題児と出くわす可能性もありますので、その場合は、塾に連絡し対応してもらうのが賢明でしょう。
基本的に、クラスが上の教師は、それなりの経験を持っている教師が担当します。指導の質も変わりますので、これもクラスをあげるメリットとして挙げられるでしょう。
それでは、具体的に見ていきましょう!!完璧にこなせば、確実に成績アップしますよ!!
算数
やはり算数は、鬼門な上に最重要科目ですね。大学受験は英語がとても大切ですが、中学受験は算数と言っても良いでしょう。
出題範囲
- 基礎トレーニング
- デイリーサピックス
出題範囲はこんな感じです。大問1に基礎トレの問題が出題され、大問2以降でデイリーステップの問題が出題されます。
毎週の対策
マンスリー対策の最重要ポイントは、毎週のデイリーサピックスで満点を目指すことです。それを達成すべく毎週のスケジュールを練りましょう。
基礎トレーニング
基礎トレーニングは、毎日必ず1ページ取り組んでください。これは、何よりも重要視するべき項目です。基礎トレーニングを疎かにすると、受験期に取り返しのつかない状態になってしまいます。
また、基礎トレーニングの範囲は、1〜7日・8〜14日・15〜21日・22〜28日で分かれています。この順番にこなすのも良いとは思いますが、月末になると始めにやった内容を忘れてしまうので、1→8→15→22という順番でこなすことをオススメします。
デイリーサピックス
デイリーサピックスは、全部で3周します。
- 1周目:授業の翌日か2日目までに復習しようのページを一回解き直す(間違えた問題には直しをした上でチェックをつけておく)
- 2周目:1周目の時に間違えた問題(チェックがついている問題)を解き直す
- 3周目:ステップに取り組む(同じような問題はカットしても良い)
これで、ケアレスミス以外でデイリーチェックの問題を間違えることはありません。
ちなみに、下位〜中位クラスの方は応用問題は余力があればで良いです。
テスト1週間前の対策
テスト1週間前にやるべきことは、こんな感じです。
- デイリーチェック解き直し→忘れていたら、該当問題をデイリーステップで復習
- 基礎トレーニング(1/8/15/22)→忘れているところは、次の日の問題を解き直す
これをテスト一週間前のどこかに組み込んでカリキュラムを組みましょう。
国語
国語は、すぐに伸びる科目ではありませんが、漢字や言葉ナビで失点している場合、すぐに点数アップできます。まずは、そこを完璧にして、読解は授業のなかでしっかり解法を身につけていきましょう。
出題範囲
- デイリーサピックス
- 知の冒険
- 言葉ナビ
それぞれの復習方法を見ていきましょう!!
毎週の対策
4年生の段階では、語彙力、漢字力をしっかり強化しましょう。これは、後々相当な武器になりますし、マンスリーテストで結果を出すなら、そこを固めることが先決です。
デイリーサピックス
まず、デイリーサピックスの復習は、Aだけで良いです!!
となると、漢字が主な項目になります。漢字のやり方は以下の手順です。
- 新しい漢字を練習する(読みを何回も唱えながら書く)トメ・ハネ・ハライ注意!!
- 横の例文の該当漢字を含んだ熟語に緑のマーカーを引く(読みには引かない)
- 赤シートでチェック
- 問題の1回目を解く
- 間違えた問題番号に鉛筆でチェックし、2回目のところにオレンジ(赤シートで消えれば良い)のボールペンで正しい答えを書く
- 赤シートでチェック
- 後日、チェックのついた漢字をもう一度見直す
かなり項目が多いですが、完璧になりますよ!!一週間のうちで分けてスケジューリングしましょう。
ちなみに、この辺は、[暗記克服]最強の暗記方法とグッズ紹介[中学受験]を読んでいただければ、完全にわかると思います。すべてに共通しますので。
知の冒険
知の冒険は、一月に一つ程度の量なので、該当の週にしっかり読み込み、直前の一週間で復習すれば十分でしょう。
言葉ナビ
言葉ナビは、毎週範囲が決まっているので、該当範囲を例の暗記方法に従って暗記しちゃいましょう!!
- オレンジを赤シートでチェック
- 間違えた問題の番号に鉛筆でチェック
- もう一回赤シートでチェック
- 合ってたらチェックを消す
- チェックがなくなるまで繰り返す
これを一週間で2回行えば、完璧です👍
テスト1週間前の対策
テスト一週間前は、やはり、漢字と言葉ナビの復習を徹底しましょう。
もう一度、該当範囲すべてをやり直し、間違えたら赤シートで覚え切りましょう。
ちなみに、該当範囲すべてとなるとかなりの量があります。なので、確認は時間をかけず、親御さんが一緒になってテンポよく復習するようにできるとベストです!
理科
理科は、テーマの読み込みとデイリーステップを完璧にするのが重要です!!
出題範囲
- デイリーサピックス
出題範囲はシンプルで、とにかくテキストを完璧にすれば良いというわけです!
毎週の対策
理科のデイリーサピックスの取り組み方にも工夫が必要です。手順は以下の通り!
- テーマ
- ポイントチェック
- デイリーステップ
- 確認問題
ページ順通りに進めるのではなく、この順番がオススメです。まずは、基本を完璧にしてから確認問題に取り組んだ方が、スムーズですし、知識の定着も効率的だからです。
テーマ
テーマは最も重要です、コラムの部分からも普通に出題されますので、コラムを二次的なものと捉えないでください!
やり方はこんな感じです!
- テーマを理解しながら読む(黙読か音読かは自由)
- 読みながら、重要な部分(基本太字)に緑のマーカーを引く
- 1ページ読み終わったら、緑のマーカー部分を赤シートでチェック!
- 間違えた箇所に鉛筆でチェック
- チェックのついた問題を赤シートで確認
- 合っていたらチェックを消す
- チェックがなくなるまでこなす
- 全ページやる
またもや、暗記の方法が出てきましたが、テーマもこのやり方を採用すれば覚えられます。
ちなみに、重要語句にマーカーを引く作業は、親御さんがやってあげるのがベストです。何が重要か理解できているお子さんはほとんどいませんので。。
ポイントチェック・ポイントチェック
テーマがしっかりできていれば、この辺は楽に解けるでしょう。オレンジペンと緑のマーカーを駆使して、この部分も完璧にしましょう。
確認問題
確認問題は2周しましょう。以下の手順です
- 1周目を解く
- 間違えた問題を直す
- 間違えた問題番号に鉛筆でチェック
- 後日、チェックのついた問題をもう一度解き直す
テスト一週間前の対策
一週間前は以下の部分を見直しましょう。
- テーマ
- デイリーステップ(下位〜中位クラス)
- 確認問題(中位〜上位クラス)
テーマの復習は必ずこなします。もう一度しっかり読み直し、マーカー部分の暗記もしましょう。
あとは、デイリーステップの解き直しか、確認問題の解き直しかはお子さんのクラスに合わせて調整したら良いでしょう。
社会
社会も理科と同様ですが、テーマとデイリーステップを完璧にこなしましょう。
出題範囲
- デイリーサピックス(ソシオスコープ)
こちらもテキストを完璧にできればOKですね!
毎週の対策
社会の毎週のやるべきことは以下の通りです!
- テーマ
- デイリーステップ
- 確認問題
理科と比べて、ポイントチェックはないのですが、やはり、基礎から固めて、確認問題に取り組んだ方がいいです。
テーマ
テーマの取り組み方は、理科と全く同じです。
- テーマを理解しながら読む(黙読か音読かは自由)
- 読みながら、重要な部分(基本太字)に緑のマーカーを引く
- 1ページ読み終わったら、緑のマーカー部分を赤シートでチェック!
- 間違えた箇所に鉛筆でチェック
- チェックのついた問題を赤シートで確認
- 合っていたらチェックを消す
- チェックがなくなるまでこなす
- 全ページやる
ここを疎かにしてはいけません。80パーセントぐらいの力を注いでください!時間がある場合は、一緒に読んであげると吸収効率が全然違いますよ!
デイリーステップ
これは、初めからオレンジで書いてあるので、赤シートでひたすらチェックして完璧にしましょう!
確認問題
こちらもやり方は理科と一緒です!2周目まですることが大切ですよ!!
- 1周目を解く
- 間違えた問題を直す
- 間違えた問題番号に鉛筆でチェック
- 後日、チェックのついた問題をもう一度解き直す
テスト一週間前の対策
一週間前の対策は以下の通りです
- テーマ
- デイリーステップ(下位〜中位クラス)
- 確認問題(中位〜上位クラス)
この辺も理科と同様ですが、中位クラスまでは、あくまでも基礎を大切にしてください!
まとめ
いかがでしたか??
かなり長い記事になってしまいましたが、すべてこなせれば、下位クラスから最上位クラスへ行くことも、現実的です。実際、僕が担当した生徒は、4ヶ月で偏差値を12あげました。
しかし、あまりにもやることが多いですよね。なので、はじめは、すべてこなすのではなく、重要な部分だけに絞って復習しましょう。それだけでも、下位のクラスにいる方は成績アップできるはずです。
ちなみに、これらは、スケジューリングして、毎日のタスクを決定してあげた方が良いでしょう。スケジューリングのコツは[確実にクラスアップ]現役家庭教師が計画の立て方を解説[中学受験]で解説していますので、是非チェックしてください!!
この方法で、クラスをあげて、勉強へのモチベーションを爆上げさせましょう!!!!